人生に終わりが見えてきたとき、まず断捨離から始める人が増えています。
では、終活における断捨離について見ていきましょう。
終活で断捨離が必要な理由
断捨離とは、執着を手放すためのヨガの考え方です。
「不要なものを絶つ、不要なものを捨てる、物への執着から離れる」という意味を持っています。
必要かどうかを自身で判断する
終活における断捨離は、「生前整理」という意味を持っています。
生きているうちに得た膨大な物品について、必要かどうかを判断するのは、自身の所有物を明らかにするところから始まります。
その作業は、遺族の負担を減らすことにつながるのです。
残された人生を有意義に過ごす
重要度が高いものについては、生前贈与を行ったり、遺言書を制作したりすることができます。
そうしておくことで先の見通しが立ちやすくなり、残された人生を有意義に過ごすことにもつながっていくのです。
終活における断捨離で注意する点
自分にしか分からない物品や書類・証券などについては、しっかりと中身を確認し、必要なものをうっかり捨ててしまわないように気をつけましょう。
特に思い出深い品について、置いておくものは目録を作成し、死後どうしてほしいかの希望を記入しておきましょう。
またパソコンやスマホなどの、個人情報が入っているものの扱いについても注意が必要です。
死後に残したくないなら、断捨離の際に処分について考えましょう。
置いておく場合は死後の処分の仕方について第三者に知らせたり、書面で残したりしておくといいでしょう。
まとめ
終活における断捨離は、体が比較的よく動く、できるだけ若く健康な時点で行っておくのがおすすめです。
断捨離には気力も体力も必要となります。
自分だけで難しければ第三者の助けを借り、捨てるものと置いておくものを分け、置いておくものについては目録を作成しておきましょう。
必要なものを捨ててしまわず、自分の意思を相続人たちにはっきり伝えるためにも、終活においての断捨離には、大きな意義があるのです。
